週刊新潮2025年6月5日号に医師の長田乾氏が、
「高齢者の認知機能への影響を調べたところ『運転』『パソコン』『インターネット』を抑えて最も認知機能低下を招いたのは、なんと『自分でお金の管理をしない』だったのです。
詐欺は心配ですが、家族が大変だからとか問題が起きないようにとかの理由で高齢者から『お金の管理』を奪ってしまうと、高齢者の衰えを早めてしまう恐れがあります。
だからできるだけ長く『自分でお金の管理をする』ように心掛けてください。」
とコメントしてました。「お金の管理」と「認知機能」は繋がりが深いのですね。
私も、資産形成期は「お金の増やし方」に頭を使ってましたが、これはどちらかというと運の影響力も大きく、大げさに言えばギャンブルに近いスリルや刺激を楽しんでいたように思います。
一方、FIRE後の資産活用期は「お金の使い方」にフォーカスしており、それまで雑だった食料品や日用品などの価格情報も細かくインプットして、頭をフル回転して買い物するようになりました。
予算編成も、こうすればさらに効用が上がるのではないかという仮説を織り込む頻度が増えており、解像度が上がってきています。あまり運の要素はなく、なかなか奥深い世界です。
認知機能への好影響も大きいようなので、私もできるだけ長く「自分でお金の管理をする」を続けようと思います。「何にくら使うか考え抜く」ことはとても面白いですし。

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