日経新聞朝刊2025年5月27日に「衣」に関する特集記事があり、総務省の家計調査のデータから2005年→2024年の「衣食住の支出推移」というグラフを掲載してました。
大きなトレンドとして、「衣」の支出は右肩下がり、「食」は右肩上がり、「住」は横ばいというのが興味深いですね・・・(直近では「食」のインフレ・支出増が更に加速している印象)。
ただ、「衣料品の国内市場は金額では1990年の約15兆円から直近では8兆円程度と半減だが、数量はほぼ倍増」らしいので、要は単価が「4分の1」という強烈な価格破壊が背景にあります。
私の「衣」の優先順位は低めで「ユニクロとABCマートを使い倒す」という戦略を取ってます。両社とも今のところ価格戦略を据え置いていて、私の今年の「衣」支出も予算以下で推移してます。
記事には「かつてファッション市場は一部企業が発信するトレンドに消費者が追随する売り手主導だったが、様相は一変した」とあり、確かにバブル期とは人々の価値観が大きく変わりました。
また「衣料への関心が全体的に薄れたのではなく、豊富な選択肢から単価が安くても品質の良いものを選び消費している。消費者は合理性を求めている」ということで、もうしばらく「衣」市場はデフレ的に推移するのかもしれません。このあたり今後の予算編成の参考になりそうです。

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