「貧しい金持ち、豊かな貧乏人」(ひろゆき著・徳間書店)という本を読みました。ひろゆきの本を読むのは初めてでしたが、合理性を徹底的に追求するタイプらしく、はっきりわかりやすい内容でした。
「金持ちは単なる金持ちだ。お金を多めに持っているだけだ。それに対して卑屈になったり、ひがんだりするのはもうやめよう。偉そうにする金持ちもアホだ。お金がなくても楽しく豊かに生きられる。すべては節約とコスパ意識、そして心がまえ次第である。」
というのが、全体のメッセージでした。
ドケチとは言わないまでもかなりの節約重視のようで「どうして僕はお金を使わないのか、お金を使わなくても幸せだからだ。生活水準を上げようなんてこれぽっちも思わない。」と断言してます。
個人的に参考になったのは「買い物をするとき、僕にはひとつのポリシーがある。細かな点はきにせず、とにかくいちばん安いものをまず買ってみるというものだ。いちばん安いものを選び、自分の許容ラインを知ること。」というくだり。値段だけでまず選択して、自分の許容ライン以下なら次からワンランクずつ上げていくスタイルだそうで、なかなか興味深い考え方でした。
ただ、「外食は非効率なので自腹では年数回。後は自炊」といったあたりは、外食を人生の大きな楽しみにしている自分とはあまりに価値観が違ってて、友達にはなれない感じではあります。
また、そこまで合理性重視なのにタバコは吸ってるらしく、変な矛盾もあるようです。
最後の章にあった「孤独を楽しめる人、最強。日常のなかには、小さな発見や楽しみがあふれている。そうしたささやかな体験を大切にできる人は、特別なイベントがなくても人生を楽しめる。逆説的だが、孤独を楽しめる人のほうが創造的で、他者ともつながり信頼関係も築きやすいと僕は考えている。」というくだりは少し共感しました。FIRE生活においても大事な視点だと思います。


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