ウインドーダイナー

お金の使い方

日経新聞夕刊2025年4月28日に、

「訪日外国人客が、有名ラーメン店に2人で入りラーメン1杯しか注文しなかったり、喫茶店やレストランで人数分注文しないケースが増えている。
 こうした客を『ウインドーダイナー』と呼ぶ。ウインドーはウインドーショッピングのウインドーで、ダイナーはレストランなどの客のことで、いい席を占領する割に、人数分注文しない『見るだけ』客を意味する。
 ロンドンでビストロを営むシェフがSNSに『4人の客が前菜を1つ、メインを2つシェアし、水道水を1杯ずつ注文するのは完全に普通のこと』と皮肉ったのを機に、欧州でウインドーダーナー論争が勃発した。
 特に小規模の飲食店の経営に大きな影響を与えるという意見と、高騰する外食費に対する客側の防衛と擁護する意見に分かれている。」

という記事がありました。「ウインドーダイナー」という言葉は初めて聞きました。

確かに私の行きつけのイタリアンの支配人も「毎日のようにホテル経由で訪日外国人から予約の打診を受けるがすべて断っている」と言ってました。理由は今回のウインドーダイナー的オーダー問題以外にも、常連客を断ってまで受け入れる必要性を感じないとのことでした。

また、ミシュランの星もとっている長い付き合いのフレンチレストランのオーナーシェフも「外国人客はノーショー(予約したのに当日現れない客)があまりに多い」と嘆いてました。この間店を訪れた時は日本人客で満席になってましたので、今は予約対応をかなり工夫しているようです。

日本の飲食店でも観光先進国の欧州と同様にウインドーダイナー問題をはじめ色々と外国人訪日客との軋轢が発生しているようです。今後は積極的に外国人客を受け入れ二重価格的に価格を上げて収益を拡大する店と、従来通り常連客との長期的な関係を重視する店に分かれていくのかもしれませんね。

当然、私は常連客との長期的な関係を重視するリーズナブルなのにとびきり美味しいお店で、たくさん「えこひいき」されるのが大好きです(笑)

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