とある雑誌で精神科医の松本俊彦氏が「依存症のメカニズム」について、
「負の強化こそが、人を依存症にさせるメカニズムなんです。
負の強化とはどういうことかというと、薬物を摂取すると、以前からずっと悩んでいた、痛みや悩みが一時的に消えるんです。
苦痛を緩和されること、これが報酬になるってことなんです。
快感だったら飽きるかもしれません。しかし、以前からずっと悩んでいた苦痛がいっとき和らぐ。これは飽きないと思います。」
とコメントしてました。「苦痛の緩和」が依存症の根本要因という解釈でした。
そう考えると、FIREも依存症のメカニズムが関係しているのかもしれません。
50歳でFIREするとして、大抵のケースでは30年近いサラリーマン生活を送っているわけで、もちろん楽しいこともありますが、苦痛や悩みも結構深刻ですよね。それがFIREによって「苦痛が緩和」される。
確かにFIREしてみて、そのあまりの快適さにこれは飽きることはないんだろうな、と思うことが多いのですが、実は深刻な「FIRE依存症」だったりして・・・(苦笑)

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