「常設展へ行こう!」(奥野武範著・左右社)という本に、
「美術展の特別展や企画展には多くの人が集まります。
あれこれ切り口を工夫して、国内外から有名作・話題作を集めてはストーリーで見せてくれるから、モネやゴッホ、フェルメールの展覧会なんていったら、もう大変。大混雑の大行列を覚悟で出かけていきます。
一方、同じ美術館の常設展には・・・あまり人がいません。多くの場合、特別展チケットの半券で入れるのに。今まで、わざわざ常設展を見に行くようなことは滅多にありませんでした。
それはじつに『もったいないことだった』と、いまでは思います。」
という記述が本の冒頭にありました。
ちょうど同じ気持ちだったので、その本を即買いしました。
私はFIRE後に「アート」との付き合い方を色々探っていたのですが、この常設展というのがなかなか良いんですよね。例えば、
国立西洋美術館(上野)常設展 500円(大人一人)
東京国立博物館(上野)平常展 1000円(大人一人)
東京都現代美術館(清澄白河)MOTコレクション 500円(大人一人)
東京国立近代美術館(竹橋)所蔵作品展 500円(大人一人)
と、どこもかなり割安な価格で楽します。先日もちょうどモネの特別展覧会を国立西洋美術館で開催している時にその大行列を避けて500円で常設展だけ観たのですが、ガラガラの常設展にもモネが飾ってあり微笑ましく楽しみました。
特に、FIRE民とか時間に融通がきく人は、平日の常設展をうまく活用するとアートを日常に取り込めて生活が豊かになる気がします。
一方、特別展や企画展は主催者や協賛者がよく無料招待会を抽選募集しているので、見つけたら申し込むと良いと思います。
これが意外と当選確率が高くて、私も昨年秋には「田中一村展」(東京都美術館)を楽しみました。2025年5月の「ヒルマ・アフ・クリント展」(東京国立近代美術館)にも当選しました。
無料招待会は、特別展の休館日に当選者限定で開催されることが多いようで、今まで当選した会はどこもそんなに人も多くはなく、ゆっくり楽しめました。
そんなわけで、FIRE後の私にとってのアートとの丁度良い距離感が徐々に掴めつつあるようです。
買った本も各美術館の学芸員さんが熱く常設展の内容や裏話をかなりボリュームで語っているので、それぞれの常設展に行く前に読んでみようと思います。


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