自分とか、ないから。

お金の使い方

「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」(しんめいP著・サンクチュアリ出版)という本を読みました。

最近、書店でよく見かけ、気になって買ってみたのですが、東洋哲学(思想・宗教)を超現代的(ノリが極めて軽い)にまとめていて、「これはこれでアリかも」と楽しみながら、読み終わりました。

「ブッダ」「龍樹」「老子」「荘子」「達磨」「親鸞」「空海」を取り上げていて、それぞれ著者自身のフィルタを通して、苦しみながらも、出来るだけ分かりやすく表現しているのに好感が持てました。

個人的には「道元」も取り上げて欲しかったですね・・・道元の「正法眼蔵」はブッダの教え(正法)を徹底的に追求しているものなので、今回の本の趣旨には合わなかったのかな・・・

私は幼少期、福井に住んでいた祖父に道元が拓いた「永平寺」によく連れて行ってもらい、また当時永平寺トップだった100歳を超えられていた宮崎奕保禅師のNHKスペシャルに影響を受け、偶然にも羽田空港で宮崎奕保禅師にお会いできたこともあったりで、ずっと道元のことが気になってました。

最近、「時間」の複利効果(記事はこちら)を活かして、コツコツと小さな変化に取り組むテーマを探しているのですが、道元の「正法眼蔵」の私的研究は、対象として面白そうと思い始めてます。もちろん「道元哲学」を完全に理解するのは到底無理でしょうが、ライフワークとしてその深遠さの一部でも感じられたら、大事な財産になるかも・・・


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