最近のオフ会で、ある方から「趣味は能動的、つまり音楽を聴くではなく演奏する、本を読むのではなく書く、にするとずっと飽きずに続けられる」というアドバイスを頂いて、「なるほど」と思うと同時にちょうど積読していた本にそのようなことが書かれていたのを思い出しました。
その本は、「結局、人生最後に残る趣味は何か」(林望著・草思社)で、早速読んでみました。
「趣味は大きく『鑑賞型』と『実践型』に分けられる。音楽を聴く、絵画を見る、芝居を鑑賞する、などもっぱら受け身の形で芸術に接する場合と、音楽なら演奏する、絵なら描く、芝居なら自ら演技する、などなど実践的・主体的に楽しむ場合がありますが、私は圧倒的に後者の主体的な接し方をおすすめします。受け身ではなく、主体的にこれに取り組む、芸術や趣味はそうあってはじめてその本格的な楽しみを教えてくれるように思うのです。」
林望氏は、「鑑賞」だけでは誰しも持つ「表現欲求」を満たせない、という立場だとのこと。
これは、私に今まであまり無い視点でした。FIRE後は、どう「エンタメ」と付き合っていくか(時間とお金と労力をどう配分していくか)を考えることが多かったのですが、あくまで視点は「鑑賞型」でした。
それ以外に「実践型」の趣味を持つという手段もあるのですね。現時点で「実践型」の趣味に該当するは「サンセットジョギング」(記事はこちら)と「ブログ執筆」になるのかな・・・今後、自分の適性や関心が向けられる「実践型」の趣味についても考えていこうと思います。
ちなみに林望氏の「結局、人生最後に残る趣味」は、「詩を作る」こと、とのことでした。


にほんブログ村