生き金と死に金

お金の使い方

図書館で借りた銀座のクラブのママが書いた本の中に、

「お金には『生き金』と『死に金』の2種類があります。生き金とは『自分にとって価値のあるお金、人生にプラスをもたらすために有効に使われるお金』のこと。そして死に金とは『自分に価値をもたらさない、プラスにならないことに無駄に使われるお金』、さらには『貯めてあるだけで使われないお金』のことです」

という一文がありました。

「生き金」で大事なのは、「自分」の価値観や価値基準を常に明確にし続けることでしょうか。価値観も変化するので、常にその最新の考え方をお金の使い方に反映することが大切なように思います。またその仮説・検証は、マネーフォワードMEなどの家計簿アプリのデータを基に客観的に行うと様々な追加の発見もあって、「生き金」の質が上がると思います。

あと「貯めてあるだけで使われないお金は死に金」は難しい問題です。資産運用しているとここ数年の市場環境では金融資産が右肩上がりで増えていくケースが多いと思います。では、その金融資産は死に金なのか・・・そうとは言い切れないとは思いますが、Die with ZEROを考えている人はどのタイミングで金融資産を取り崩していくのかを想定しておくことは重要なように思います。

私は最近、75歳までは支出を右肩上がりにしていくことを将来シミュレーションに織り込むようになりました。インフレを吸収しつつ、生き金の絶対額を徐々に増やしていくイメージです。

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