自己決定とFIRE

お金の使い方

サンデー毎日2024年12月8日号で脳神経内科医の米山公啓氏が、

「『充実した老後』なんて幻想で、実際は何もやることがない人が大半でしょう。
 ただし見方を変えると、そういった人たちは実は幸福なのです。重い病気を抱えた人は誰かの支えが必要になりますし、介護に追われていればそんなことは言っていられない。
 だから何をしていいのかわからない、何もやることがないとう人には『選択の自由』があるということなのです。
 毎日自分で何もかも決められるのは、『最高の自由で、非常に幸福なこと』なのです。」

とコメントしてました。世の中には、何もやることがないと感じる老後を過ごしている高齢者が結構いるのですね・・・

米山医師が指摘している毎日自分で何もかも決められる「自己決定」が幸せなこと、という背景には、「自分の人生を自分でコントロールできる感覚が、幸福感や満足度に影響を与える」ことがあると思います。

FIREした人から結構な頻度で「自分の人生を取り戻した感覚」という感想を聞くのですが、このあたりの「自己決定」に対する価値観が、定年退職で強制的に「何もやることがない老後」を過ごしていると感じている人との違いかな・・・と思いました。

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