日経新聞朝刊2024年10月28日の丸井グループ青井浩社長のインビュー記事が興味深かったです。
「若い人たちのお金の使い方には『非コスパ』の要素が強くなってると思います。自分の好きなことには積極的にお金を投じる。『推し活』は端的な例です。それ以外も何かを応援したい、大切にしたいという気持ちに押された消費行動が特に若者には顕著です。
『好き』が経済を駆動する、という面が強いということです。ペット、アイドル、旅行、スポーツなど、人にはみんな好きなこと、モノがあります。そこに重点的にお金を使う傾向が、若い人には強いようです。
賃金、物価、金利がさらに上がっていくと、コスパから非コスパ、好きなものに重点的にお金を使うメリハリ消費が強まっていくと思います。」
ということらしいです。私のお金の使い方の基本方針も「必要なことをなるべく少なく、好きなことをなるべく多く」(記事はこちら)なので、日本の若者のお金の使い方に共感が持てます。
また、青井社長は「若者の消費からは、もっと楽しく、意味のあるお金の使い方をしたいという気持ちの高まりを感じます。単に今よりも高いものが欲しいということではありません。」とも述べてます。「もっと楽しく、意味のあるお金の使い方」ですか・・・興味深い・・・
あと「衣料品の国内市場は金額では1990年の約15兆円から直近では8兆円程度と半減していますが、数量はほぼ倍増しています。」とも言及しており、つまり単価は4分の1になったということだということをを指摘してました。そのデータが正しいとすると、日本の衣料品市場で起こったことは「ファッション離れ」ではなく、ユニクロなどによる「価格破壊」だったんですね・・・
にほんブログ村