抗肥満薬が産業構造を変える?

お金の使い方

日経新聞夕刊2024年8月15日を読んでいたら、「抗肥満薬、『ケロッグ』も細る」という記事がありました。

菓子大手で「プリングルス」で有名なケラノバ(旧ケロッグ)が360億ドル(約5.3兆円)で非上場企業マースに買収されることが発表されてます。

その記事によると、ケラノバ(旧ケロッグ)が不振に陥った背景には、インフレによる消費減退の他に、抗肥満薬による影響があるのではないか、という分析があるようです。

抗肥満薬(GLP-1製剤)には、食欲そのものをなくす働きがあり、服用者の40%が加工食品の摂取量を減らし、ファストフード店の利用頻度も45〜50%低下したという調査結果もあるそうです。

またJPモルガンは、2030年に米国人口の9%にあたる3000万人が抗肥満薬を服用するようになり、スナックやソフトドリンクの消費量が最大3%減るという、予測を出したそうです。

別の調査によると、米国人の6%がすでにGLP-1製剤の服用経験があるそうで、もしかしたらJPモルガンの調査より速い普及速度で、抗肥満薬は米国の産業構造を変えていくのかもしれません。

しかし、私にとっては「食欲」(特に「空腹」)はとても大事なリソースで、1食1食を大事にしてるのですが、それを薬で減らすという米国社会の考え方に衝撃を受けました・・・

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