FIREと「放てば手に満てり」

お金の使い方

「仕事の辞め方」(鈴木おさむ著・幻冬舎)という本を読んでいたら、51歳で放送作家を辞めた著者が、

「道元禅師の『放てば手に満てり』という言葉がずっと心に残ってます。この意味は、『今は持っていないなにかを手に入れたい時に、まずは、握りしめているものを手放さなければ、それを手に入れることはできない。大事に何かを握ってる、あるいは怖いからなにかに掴まっている、そのぎゅっと閉じた手を思い切って開いて、手の中が空っぽになった時、その空いた手の中に、本当に大切なものが自然と満たされていく』ということではないでしょうか。この言葉を知ってから、手放さないと次は入ってこないと、ずっと頭の頭の中に残ってました。」

と書かれてました。これ「FIRE」のコンセプトにも通じますよね。

FIREすると、「給与所得」や「会社でのポジションやそれに伴う社会的信用」などを手放すことになりますが、そのかわり「新しいライフスタイルや人間関係」や「豊かな時間」など、人それぞれ違うものがもたらされます。

FIREすることで「次」は手に入ってきますが、結局はどちらかが「幸福度」が高くなるかが鍵であり、もしその人にとって、より幸福度の高い人生になると考えられるなら、FIREは「放てば手に満てり」の有力な手段だと私は思います。


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