FIRE後は効率でなく効用を追う

お金の使い方

FIRE後に意識しているのは「効率」でなく「効用」を追う、ということです。

サラリーマン時代は朝の出勤時間や業務の締め切りなどの時間的な制約や、勤務地や出張による打ち合わせなどの物理的な制約にがんじがらめで、なんとか「効率」化して日々を過ごすのに精一杯でした。

一方、FIRE後は基本それらの制約が無くなり、時間的にも物理的にも「自由」なわけです。

実際に、FIRE後は、たとえば本を探す行為にしても、東京都心の大型書店を何軒もはしごしてます。新宿ではブックファーストや紀伊國屋書店、池袋ではジュンク堂や三省堂書店、丸の内は丸善や蔦屋書店丸ビル店、神保町では東京堂書店や書泉グランデ、などに実際に足を運び隅々まで店内を歩いてます。

本などは、ネットで検索して買えば楽だし「効率」も良いと思われるかもしれませんが、あえて足を使って実際に大量に本のタイトル(表紙や背表紙)や目次を眺めることで、様々な知的刺激を受け、自分が欲しかった本が見つかったり、思ってもみなかった本と出会ったりするのです。そして、私にとっては、その方が、圧倒的に「効用」が大きいのです。

それは、ハンズやロフトなどの雑貨店、カインズやニトリなどのホームセンター、ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店などでも同様で、東京都心のそれぞれの旗艦店を隅々まで歩いて、様々なモノと出会い、その価格を確認し、自分のほしいモノやライフスタイルを改善するモノを多面的に理解していくわけです。

そうして、「非効率」的に足を使って、本やモノなどとの日々の「出会いの数」を増やすことで、結果として「効用」を高める。しかも、大型書店や雑貨店や家電量販店は、入場料を取られることもなく、特に都心の旗艦店ではプロ中のプロたちが、知恵を絞って商品を陳列しているわけで、足を運ぶと無料で「今」という時代さえ感じ取ることが出来ます。

また、FIRE後は、街歩きをしていると積極的に「寄り道」をするようになりました。目に入った知らない商業施設などにも興味を感じたらとりあえず入ってみます。これも時間的制約が無くなったからこそ出来るようになった行為だな、と感じてます。そうして、思ってもなかったモノやコトと出会うことも増えてます。一見「効率」的でなく「無駄」に思える行為が、「効用」をもたらすわけです。

もちろん、FIREしても「お金」や「時間」や「体力」や「知力」などのリソースが有限であることは、変わりません。「お金」は誰でも保有額に上限がありますし、「1日」は24時間ですし、「体力」は私の場合1日3万歩以上歩くのは厳しいですし、「知力」も1日のマジックポイント(記事はこちら)は限られてます。

それらのリソースをどう配分するかは、考え抜く必要があります。しかし、それは「効率」ではなくあくまで「配分」の考え方です。FIRE後は「効率」ではなく、リソースの「配分」を通じて、「効用」を追うことで、選択の自由の幅が大幅に広がり、人生が豊かになっているように感じてます。

「効率」より「効用」、今後もその路線でいこうと今のところ考えています。

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