FIREしてみて、1日のタイムスケジューリングは自分で自由に決めて良いという当たり前のことに気づきました。どうも、サラリーマン時代の9時-17時勤務の生活が染みついていたようです。
1回外出したら、夕方まで帰宅しない方が効率的かと思い込んでましたが、別に何度帰宅して再度外出しても良いわけです。そうすると自宅での休憩を経て、1日を2分割3分割して有効に過ごすことも出来るわけです。逆に1日中自宅にいて、エンタメを楽しんでもそれはそれで良いわけです(雨の日はむしろそちらの方が効用が高いかもしれません)。
自分にとっての効用最大化の過ごし方は無数の組み合わせから自分で見つけるしかありませんが、その試行錯誤の過程もFIRE後だと自由で楽しいものです。
例えば、私は個人食費を現在月25000円で予算組みしてますが、サラリーマン時代は十分過ぎるくらいの金額でした。ところがFIREしてみると、月の平日約20日を25000円の食費で過ごそうと思うと、1日1250円と結構タイトな金額になります。
そこで、今まで殆ど使ってなかった大手外食チェーンの定番商品をランチに組み込んでみました。松屋牛めし並400円、てんや天丼560円、なか卯親子丼450円、丸亀製麺かけうどん390円などです。これが結構効用が高いのです。さすがは大衆の猛烈な洗練を受けて生き残ってきた定番商品だなぁと感心しました。朝のコーヒーもスターバックス(トールアメリカーノ475円)ではなく、ドトール(アメリカンS250円)にしても、むしろ効用が高かったりします(美味しいですよね、ドトールのコーヒー)。
また1日の歩数も、どうも30000歩あたりが50歳時点の私の限界ポイントらしく、これをどう1日で使っていくかも戦略的に考えるようになりました。夕方のスロージョギングで7000歩くらい使うので、それ以外で23000歩くらいでどう街歩きするかも試行錯誤中です。
「時間」「お金(食費)」「歩数」など限られたリソースをどう配分して効用を最大化していくのか、これは企業経営にも通じる考え方だと思いますが、企業経営とFIRE後の生活の大きな違いは「自分ですべて決定出来る」点なのでは、と思います。「自己裁量で自己決定できる」、これは人生で幸福感を高められる大きなポイントなのでは、とFIRE後に強く思うようになりました。
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