週刊新潮2024年6月20日号を読んでいたら、「街の本屋さんを国が支えなければならない理由」というリアル書店減少問題についての特集がありました。
「本」と人が出会う方法には、「リアル書店」「ネット書店」「図書館」の3つがありますが、リアル書店だけが減少しているそうです。2004年に約2万店あった店舗数は、20年を経た現在1万1000店と約半減の状況とのこと。
リアル書店の苦戦の背景には「ネット書店による高いポイント還元」「図書館による新刊のベストセラー本の大量貸出し」「キャッシュレス化の手数料負担」「万引き」等があるのではないか、とも分析されてました。
記事の中で「書店を訪れると、そこに平積みの本が並び、棚に収められた本の様々なタイトルの背表紙を一度に見渡せます。自分の関心になかったジャンルの本と出会い、自分の視野を広げるきっかけが生まれます」との記述があり、その通りと思いました。
確かに「図書館」にも一覧性や出会いはあるんですが、特に一部のリアル書店では、本が本当に好きな店員さんによる考えに考えた陳列がなされており、ある意味、その陳列は一覧性や出会いはもちろん、「今」という時代さえも捉えているとも言えるのかな、と個人的には思ってます。
フランスでは「書店が減ると文化が劣化する」という意識を国が持ってるとのこと。日本もぜひそういう意識を持ち、これ以上のリアル書店減少を食い止めたいですね。私はこれからもリアル書店で本を買い続けようと思います。
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